悠の時間

〈ギャラリー 悠〉のスタッフによる日々雑感と吉祥寺の話題
GAME みんなが楽しめるアート!
 2009年9月11日から武蔵野美術大学の4人の大学生による「GAME」展がはじまりました。「GAME」をテーマに、イラストレーション・立体・映像と多彩な作品が揃いました。ファイナルファンタジー、スライム、スーパーマリオなど、おなじみのゲームから着想を得たカラフルで楽しい作品です。

 入口の右側には4人のイラストレーション作品が同じサイズで整然と並び、その奥にはいろいろな人生をゲームに見立てたパッケージデザイン風の立体作品、中央にはゲームのドット絵を3D化した立体作品が配置されています。

 また、手前と奥の壁に2つの映像作品がプロジェクタで投影されています。ひとつは歩行者信号とゲームのキャラクタを組み合わせたコミカルな映像作品、そしてもうひとつはゲームに見られる「横スクロール」を応用して、歩き続ける主人公の背景に様々なシーンが展開する美しい映像作品でした。

 いずれも完成度の高い作品であり、4人の協調性と独自性のバランスがとれています。また、展示空間の使い方が上手なところも感心しました。見る人を楽しませ、作品を通じて見る人とコミュニケーションしようという気持ちが伝わってくるアートです。ぜひ、ご来場ください。







↑「ギャラリー悠」の地味なサインが、GAMEに彩られて喜んでおります。

| ギャラリー展示 | 20:00 | - | -
当時者になることの不可能性、主張することの不可避性
 8月20日から「当時者になることの不可能性、主張することの不可避性」の展示がはじまりました。大学生やデザイナーを中心とする来場者で連日にぎわいをみせています。今回の展示は、直前までその内容が明らかにされていなかったため、最初に見たときは、正直なところ驚きを禁じえませんでした。

 手前のテーブルは高野慎太郎氏による「不可能性まんじゅう」の展示です。アート空間で「まんじゅう」を売ると何が起こるのか?という実験的な作品です。手作りのまんじゅうがパッケージに包まれて1箱500円で売られています。普通のお店で2コ500円のおまんじゅうがあったら、ちょっと高いかなと思いますが、ここでは好評でどんどん売れていきます。まんじゅうにアートが与える付加価値、アートが人の心にはたらきかける不思議なパワーを端的に表現しているように思いました。





 奥の空間には高川和也氏による作品があります。半透明のプラスチック製の壁で仕切られた1坪ほどの空間で、テーブルとチェアが設置されています。ギャラリーという空間の中にさらに空間を作り出した形になっています。
 ここでは、来場者が高川氏と会話を交わし、ここで何をやったらよいか、ここで何をやりたいと思うかについて自由に意見を出しノートにとっていきます。「空間の可能性」について人と人とがコミュニケーションをする無限の楽しさを体験する場となっています。

 いずれもちょっと普通のアートとは違う意外性と個性ある作品展示です。ぜひ、みなさんお立ち寄りください。



| ギャラリー展示 | 18:00 | - | -
2頭のライオンの獲物は?
8月20日から二人展を開催する作家さんからチラシのデータが届きました。ひねもすまったりなライオンは二人を象徴しているのでしょうか。はじめてギャラリーを下見にいらしたのが7月の半ばだったので、ひと月の準備期間は少々短いのでは?と思いましたが、水面下で何かが着々と進行していたようです。
時間と場所を決めて「不可避」な状態に自らを追い込んだ彼らが、どんな作品を見せてくれるのか、とても楽しみです。

| ギャラリー展示 | 11:30 | - | -